こんにちは、いつもご愛顧ありがとうございます。
新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック
院長の小田木 勲です。
高血圧は日本人に多い生活習慣病の一つであり、
その原因の一つに「塩分の過剰摂取」があります。
今回の記事では、日本人が過剰に摂取しがちな
「塩分」を「カリウム塩」に置き換えることで、
血圧改善が期待できるという新しい研究について
お話ししたいと思います。
◎日本人の塩分摂取量の現状とその影響◎
厚生労働省の基準では、1日の食塩摂取量の目標を
男性7.5g未満、女性6.5g未満としていますが、
日本人はこの基準を大幅に上回り、
平均して男性10.9g、女性9.3gを摂取していると
報告されています。
この過剰な塩分摂取が続くと、
▼次のような健康リスク▼が高まります
高血圧:血管に負担がかかり、脳卒中や心臓病の原因に
骨粗鬆症:塩分の過剰摂取がカルシウムの排出を促し、骨の健康が損なわれる
胃がんリスク:塩分が胃粘膜にダメージを与え、がんリスクが増加
◎塩分を「カリウム塩」に置き換えるメリット◎
昨年4月に発表された研究によると、
食塩(ナトリウム)を「カリウム塩」に置き換えることで
血圧改善効果があることが確認されました。
カリウム塩に置き換えると、塩味を保ちながら
50%の減塩が可能で、
特に高齢者施設での2年間の調査結果では、
血圧の低下や心疾患のリスク低下が示されています。
◎カリウム塩の安全性と取り入れ方◎
カリウム塩は腎機能が正常な方にとっては安全ですが、
※腎機能に障害のある方は
カリウムの摂取に注意が必要ですので、
医師の指示に従ってください。
カリウム塩は市販されており、
通常の塩と同じように使えるため、
食卓や料理の味付けに取り入れることが可能です。
◎日常生活での減塩の工夫◎
*ラーメンやスープ類は、スープを残すことで
摂取塩分を減らしましょう。
*味噌汁は出汁をしっかりとる等で
少量の味噌で風味を保つ工夫をし、
具材を増やして食べごたえをアップさせましょう。
*調味料の選び方で減塩
スーパーやコンビニではカリウム塩配合の
減塩調味料を選び、
ラベルに記載されている塩分量を
確認する習慣をつけましょう。
◎まとめ◎
塩分を無理なく減らし、血圧を安定させるためには
「カリウム塩」を取り入れるのが効果的です。
日々の食事に少しずつ取り入れることで、
味を損なうことなく健康的な食生活を続けていけるでしょう。
カリウム塩で無理なく減塩、血圧改善を目指しましょう!
高血圧のみならず、健康診断の二次精査等は
当院にお気軽にご相談ください。
皆様のご受診をお待ちしております。
最後までご覧くださりありがとうございました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
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