皆さん、こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科 院長の小田木勲です。
いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。
今回は「胃痛の危険性」についてお伝えしたいと思います。
胃痛は日常生活の中でもしばしば見られる症状であるため、
それほど危険視していない方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
食べ過ぎや脂っこいものを食べた後の
一時的な胃痛であれば、
それほど心配する必要がないケースもありますが、
慢性的な胃痛には注意が必要です。
本記事では、胃痛を放置した際の危険性を
下記に示します。
<原因疾患の進行>
胃痛の原因となる疾患
(例:胃潰瘍、逆流性食道炎、炎症性腸疾患、がん疾患など)が
進行する可能性があります。
早期の診断と治療が大切で、
放置することで病状が悪化し、
治療難度が上昇する可能性があります。
<合併症のリスク>
特定の胃痛の原因によっては、
合併症のリスクが高まります。
例えば、胃潰瘍が穿孔すると、
重篤な感染症や腹膜炎が
引き起こされる可能性があります。
また、炎症性腸疾患が未治療のまま進行すると、
腸管狭窄や内出血などの合併症が発生するリスクがあります。
<悪化した痛みと生活の制約>
胃痛が慢性的になると、
日常生活に影響を与える可能性があります。
食事制限、疼痛、不快感による睡眠障害などが発生し、
生活の質が低下する可能性があります。
<身体的・精神的ストレス>
慢性的な胃痛は身体的なストレスや不安、
うつ病の原因になることがあります。
痛みや不快感が続くことで、
日常生活に対するストレスが増加し、
心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
<栄養不良>
胃痛が食事制限を引き起こす場合、
栄養不良が発生しやすくなります。
栄養不足は体重減少や免疫力の低下を引き起こし、
健康への影響が生じる可能性があります。
上記は代表的なものとなりますが、
その中でも特に注意が必要なのが「胃がん」です。
胃がんの症状として胃痛が現れることがありますが、
仮にこの症状を放置して胃がんが進行してしまった場合には、
手遅れになってしまう可能性もあります。
いかなる疾患においても、
早期発見・早期治療が非常に重要です。
自分の体を守るためにも、異変を感じた際は
必ず専門の医療機関に行きましょう。
<胃痛を感じた時に受けるべき検査>
では、病気を早期発見・早期治療するためには、
どうしたらよいのでしょうか。
それは、「胃カメラ検査」を受けることが最も重要となります。
胃カメラ検査は、口もしくは鼻から内視鏡スコープを挿入し、
胃内を直接観察できる検査です。
胃に起きている異常の箇所や程度を正確に把握できるため、
どのような疾患に罹患しているのかを特定することができます。
気になる症状がある方は、
早い段階で積極的に胃カメラ検査を受けるようにしましょう。
以上、
「胃痛の危険性」ついてお伝えさせていただきました。
当院は内視鏡検査を専門に実施しているクリニックです。
経験豊富な内視鏡専門医が
苦痛を抑えた胃カメラ検査を行います。
女性医師による内視鏡検査にも対応しておりますので、
お気軽にご連絡ください。
▼当院の胃カメラ検査について▼
https://www.odagi-clinic.com/gastrocamera-examination/#a01
▼女性医師による内視鏡検査▼