こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科
院長の小田木 勲です。
いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。
今回は
「大腸がん発症のメカニズムと予防策」
というテーマでお話いたします。
突然ですが皆さんは、
大腸がんが発症する原因をご存知でしょうか?
国内の死亡者数の多い大腸がんですが、
発症する原因は必ず存在します。
本日は皆様に大腸がんの発症メカニズムをお伝えいたします。
■大腸がんが発生する過程は2通り
大腸がんが発生する過程には
2通りあると言われております。
一つはadenomaと言われる「腺腫(せんしゅ)」
というポリープが悪性化してがんになるケースです。
このパターンでがん化することが多いとされております。
もう一つは正常な大腸粘膜に
突然悪性腫瘍が発生するケースです。
がん化するスピードは、そのほとんどがゆっくりしており、
10年近くかかることが多いと言われておりますが、
稀に非常に早いスピードでがん化するケースもあります。
外的環境によってもがん化するスピードや状態が異なります。
手遅れにならないためにも是非、
定期的な大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。
■大腸がんの原因とは?
大腸がんの原因として考えられているのは
「生活習慣」によるものと、「遺伝」によるものです。
生活習慣でいうと、主に食生活が大きく、
赤身の肉やハム・ソーセージ等の加工肉を摂取する方、
野菜や果物をあまりとらない方、
飲酒・喫煙をする方、
運動不足の方、
規則正しい生活が出来ていない方等は
大腸がんの発症リスクが高いというデータが出ています。
また遺伝的な要因も大きい疾患と言われており、
ご家族に大腸がん、胃がん、子宮がん、卵巣がん等の
がんに罹患された方がいる場合も注意が必要です。
■大腸がんを防ぐには
大腸がんの発症メカニズムが分かったところで、
どうしたら大腸がんを防ぐことができるのでしょうか?
まずはご自身の「生活習慣を整える」ことから
始めていただきたいです。
バランスの取れた食事や適度な運動、
なるべく飲酒・喫煙を控える等で
がん化リスクを軽減させることができます。
改めてご自身の生活習慣を振り返り、
改善できる部分から変えていき
がん予防をしていきましょう。
また大腸がん疑いのある症状を
把握しておくことも重要です。
大腸がんが疑われる症状には
下記のようなものがあります。
✅ 便に血が混じっている
✅ 血便が出た
✅ 下痢や便秘を繰り返すようになった
✅ 便が細くなった
✅ 残便感がある
✅ 体重減少がある
大腸がんは初期症状が
ほとんど分からない疾患と言われていますので、
上記のような症状が出た際には
すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
■究極の予防策は「大腸カメラを受けること」
大腸がんを防ぐ方法を上述いたしましたが、
どれだけ科学や技術が進歩しても
大腸がんを「確実に防げる方法」というのは
未だ存在していないのも事実です。
どんなに日頃の生活習慣に気を付けていても、
がんを発症してしまう可能性は残念ながらあります。
最も重要なことは、がんを早期に発見し
すぐに治療することです。
大腸がんに罹患していたとしても、
初期段階であれば完治・治療は可能な疾患ですので、
究極の大腸がん予防策は
「定期的に大腸カメラ検査を受けること」と言えます。
大腸がんの原因となるポリープを発見し、
切除することでがん化リスクを抑えることができます。
ご自身の健康状態を保つためはもちろん、
ご家族の笑顔のためにも、
是非大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。
当院では30歳を過ぎたら、
検査を受けることを推奨しています。
【当院の大腸カメラ検査】
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a02
■終わりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科は
内視鏡専門クリニックとして、
1人でも多くの方々に、
大腸カメラ検査を苦痛なく快適に受けていただけるよう、
様々な取り組みをしております。
お気軽にご相談ください。
【大腸カメラ検査の特徴】
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a03
【よくあるご質問】
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a07