ブログ

放置しても自然に治る!? 専門医が逆流性食道炎について解説!

local_offer院長ブログ

皆さん、こんにちは。

高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科 院長の小田木勲です。

いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。

今回のブログでは「逆流性食道炎ってどんな疾患!?」について解説していきます。

 

皆さんは「逆流性食道炎」という疾患を耳にしたことはありますでしょうか。

「逆流性食道炎」という名前は知らなくても、

胸やけや酸っぱいものが上がってくるといった症状を

経験したことのある方は多くいらっしゃるのではないかと思います。

 

本記事では、そんな「逆流性食道炎」について説明していきます。

 

 

 

◾︎逆流性食道炎とは? ◾︎

逆流性食道炎とは、胃食道逆流症とも呼ばれる疾患です。

 

この疾患は発症すると、胃酸が増加して逆流してしまうことで

胸やけや喉がヒリヒリする、

呑酸(酸っぱいものが上がってくる)などの症状が

引き起こされることがあります。

 

逆流性食道炎の原因としては、

主に生活習慣(脂肪分の多い食事、暴飲暴食、飲酒・喫煙)や

姿勢などが挙げられます。

また、若い方だと環境に変化があった際に生じる

ストレスが原因となるケースもあります。

 

◾︎逆流性食道炎は自然に治る!?◾︎

逆流性食道炎は放置すれば勝手に治る

ということをネット記事などで見たことがある方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

結論として症状が軽いものであれば

自然治癒することもあります。

 

しかしながら、専門医という立場としては

安易に放置しないことを推奨しております。

 

逆流性食道炎を放置してしまうと、

潰瘍ができてしまったり、

食道がんのリスクが高まったりすることがあります。

 

また、生活習慣が原因で逆流性食道炎になっている場合は、

高脂肪食や飲酒・喫煙などの影響で

大腸がんなど他の消化器疾患を併発している可能性も考えられます。

ですので、逆流性食道炎の症状が見られた際は、

放置せず専門家にご相談ください

 

◾︎逆流性食道炎の診断◾︎

逆流性食道炎は見た目や症状だけで判断することが難しいため、

当院ではまず内視鏡検査を行っていただいております。

 

また、消化性潰瘍や胃がんなど

他の病気になっていることも考え、

胃に違和感があった場合はすぐに診察を受けて

一度内視鏡検査を受けてみることをお勧めいたします。

 

◾︎逆流性食道炎の治療法◾︎

・生活習慣(食事、姿勢)の見直し

脂肪が多く含まれる食事(揚げ物やスナック菓子、チョコレートなど)を

よく食べる習慣のある方は逆流性食道炎になりやすいと言われています。

ですので、バランスの取れた食事を心がけましょう。

 

また、食事を摂ってすぐに横になるという習慣も

併せて見直すことで症状の改善を見込むことができます。

 

・薬物療法

逆流性食道炎の薬物療法では、

胃酸の分泌を抑える効果のあるPPI(プロントポンプ阻害薬)や

H2ブロッカーを用いて行うことが多いです。

どちらかと言うとメインはPPIを用いた治療であり、

多くの症例で逆流性食道炎のコントロールが可能になっております。

 

◾︎終わりに◾︎

逆流性食道炎は軽度の場合放置して自然治癒を待たれる方が多い疾患です。

しかしながら、もし重度であった

もしくはその症状が逆流性食道炎が原因ではなかった場合、

取り返しの付かないことになってしまうこともあります。

 

必ず専門家に相談しましょう。

 

当院は消化器・内視鏡専門クリニックとして、

患者様に苦痛の少ない胃カメラ検査を提供することに注力しています。

胃酸の逆流や胸やけなどの症状が気になる方は、

ぜひお気軽にご相談下さい。

 

みなさまのご受診、お待ちしております。

 

▼ご予約はこちら▼

https://odagi-clinic.reserve.ne.jp/sp/index.php?

 

▼当院の胃カメラの特徴▼

https://www.odagi-clinic.com/gastrocamera-examination/

 

TOPへTOPへ