こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科
院長の小田木勲です。
本日は
「大腸がんになりやすい人の特徴」
というテーマでお話させていただきます。
皆様も既にご存知かと思いますが、
大腸がんは国内での死亡者数の多い疾患の一つと
言われております。
大腸がんを発症しやすい人などの
特徴があるのをご存知でしょうか?
気になる方、特徴に当てはまる方は
是非最後までお目通しいただき、
日頃から気を付けていきましょう。
特徴に当てはまらない方であっても
「絶対に発症しない」わけではございませんので、
定期的に検査を受けていただくなど、
常に健康へのアンテナを張り続けることが重要です。
■大腸がんとは?
大腸がんとは大腸内部の粘膜にできるがんのことを指します。
日本国内の死亡原因のなかでは
男女ともに上位に位置する疾患です。
特に女性においては大腸がんは
死亡原因の第一位に位置しています。
恐ろしい疾患と考えられている大腸がんですが、
早期発見と治療さえすれば
完治可能な疾患でもあります。
是非正しい知識と定期的な検査で、
ご自身の体を健康に保ちましょう。
■大腸がんになりやすい人の特徴とは?■
それでは早速、
大腸がんになりやすい人の特徴について
解説していきます。
大きく特徴は4つに分けられます。
①年齢
②身体的なもの
③生活習慣
④遺伝的なもの
です。
それぞれ解説していきます。
◉特徴① 年齢◉
大腸がんの発症リスクは、加齢とともに上がっていきます。
一般的に40歳以上になると、
その確立がグッと上がると言われております。
これは大腸がんに関わらず、その他のがんも同様です。
なお当院では30歳以上の方には
内視鏡検査を受けていただくことを推奨しております。
◉特徴②身体的なもの◉
年齢に加えて、
・高身長
・肥満体型
といった身体的特徴を持った方も
大腸がんを発症しやすいと言われております。
ある研究によると、
身長の高いグループと低いグループで
大腸がんの罹患率を比較すると、
身長の高いグループのほうが高い
という結果が出ています。
また肥満体型の方については、
大腸がんに関わらず他のがんの原因にも
なりかねません。
肥満体型の方や肥満気味の方は、
意識して気を付けるようにしましょう。
場合によっては、
ご自身の食生活等を見直しても良いかもしれません。
◉特徴③生活習慣◉
大腸がんになりやすい特徴として、
最も意識していただきたいのは
日頃の生活習慣です。
近年の「食の欧米化」が
大腸がんの増加を加速させたとも言われており、
特に牛肉、豚肉、加工肉(ソーセージやハム)などの
過剰摂取はリスクを高めます。
また飲酒や喫煙をしている方も注意が必要です。
ご自身の生活習慣を今一度見直してみてください。
・バランスの良い食事
・適度な運動
・しっかりとした睡眠
などが重要です。
改善が必要な方は、
少しずつでも意識していきましょう。
◉特徴④遺伝的なもの◉
がん細胞自体が遺伝するわけではないですが、
がんになりやすい体質というのは
遺伝する場合があります。
ご家族や親族でがんになられた方がいる場合は、
発症リスクが高いと考えていただいたほうが
良いかと思います。
クリニックや病院の問診で
「ご家族に大腸がんになった方がいますか?」
と聞くのも、大腸がんになる可能性があるかどうかを
確認するためなのです。
とは言え、
ご家族にがん罹患者がいたとしても
発症しない場合もあれば、
遺伝的には問題なくても発症する場合があります。
上述した特徴や原因が重なって発症する場合もありますので、
注意が必要です。
■30歳を過ぎたら大腸カメラ検査を受けましょう■
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科では、
30歳以上の患者様には
大腸カメラ検査を受けていただくことを推奨しております。
初期症状が分かりにくい疾患だからこそ、
適切な検査を受けることが
がんの予防、早期発見に繋がります。
■終わりに■
本ブログを最後までお読みいただきありがとうございます。
当院では内視鏡専門クリニックとして、
多くの方々に大腸カメラ検査を快適に受けていただけるよう
様々な取り組みをしております。是非お気軽にご相談ください。
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