こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科
院長の小田木 勲です。
いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。
大腸カメラ検査を受けていただいた患者様から
「大腸カメラ検査はいつ頃受けるべきか
(何年毎がいいか、どれくらい期間をあけるべきか)」
というご質問をいただくことが多いです。
そこで今回は
「大腸カメラ検査を受けるベストタイミング」
というテーマでお話できればと思います。
是非最後までお読みいただけますと幸いです。
■大腸カメラ検査を受けるタイミング■
大腸がんの発症率は年齢とともに上昇し、
一般的に60歳がピークであると言われております。
大腸がんは現在国内で最も死亡者数の多い恐ろしい疾患ですが、
一方で早期発見・早期治療により完治可能な疾患でもあります。
適切な検査や処置を行うことで、
死亡リスクを最小限におさえることが可能です。
当院では、がん死ゼロを目指して、
30歳を過ぎたら大腸カメラ検査を受けていただくことを
推奨しております。
■ポリープと大腸がんの関係■
大腸ポリープとは大腸粘膜にできた腫瘍で、
良性のものと悪性のものがあります。
検査時に大腸ポリープが発見された際には
「大腸がんの兆し」として、
医師の判断により切除し、大腸がんの予防に繋げます。
ポリープの大きさや成長スピードには
バラツキがあるため一概には言えず、
あくまでも目安ですが、
一般的に
大腸ポリープは
大腸がんになるまでに平均で10年かかると
言われております。
それを基準に考えると、
大腸ポリープや腸内に異常がない方であれば、
検査は5年に1度のペースで良いと考えております。
大腸ポリープを切除した方であれば
1年周期で検査を行っていただくことを推奨しています。
■大腸カメラ検査セルフチェック■
自覚症状がある方はもちろん、
自覚症状のない方でも、
大腸がんリスクの高い方は、
大腸カメラ検査を受ける必要があります。
大腸カメラ検査が必要か、
▼セルフチェックリスト▼ で確認してみましょう。
☑ 運動をほとんどしない
☑ バランスの良い食事をしていない
☑ 野菜をあまり摂取しない
☑ 肉類が好きで加工肉をよく食べる
☑ 肥満体型である
☑ 排便時に血液が混じることがある
☑ 便秘や下痢を繰り返している
☑ 急激に体重が落ちた
☑ 貧血症状がある
☑ 最近、便が細くなったように感じる
☑ 40歳以上で、大腸カメラ検査を受けたことがない
☑ 過去に大腸ポリープを切除したことがある
☑ 潰瘍性大腸炎と診断されたことがある
☑ 家族にがんになった方がいる
※上記項目のうち1つでもチェックが付く場合は、
大腸カメラ検査を受けにいきましょう。
■大腸カメラ検査で分かる病気■
大腸カメラ検査を実施することにより、
次の疾患を発見・確定診断することが可能です。
・大腸がん
・大腸ポリープ
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・大腸憩室症
・感染症腸炎
・虚血性腸炎
・過敏性腸症候群(IBS)
■定期的な大腸カメラ検査をおすすめします■
上述のチェックリストでひとつもチェックが付かなかった方は、
早急に検査を受ける必要はありませんが、
決して安心しきってはいけません。
年齢を重ねる毎に発症リスクは高まっていきますので、
是非定期的な検査を心掛けるようにしましょう。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科は
内視鏡専門クリニックとして皆様の健康をお守りいたします。
■終わりに■
最後までお読みいただきありがとうございました。
当ブログが皆様にとって、有益な情報となれば幸いです。
当院は内視鏡検査専門のクリニックとして、
多くの方々に大腸カメラ検査を快適に受けていただくための
様々な工夫を行っております。是非お気軽にご相談ください。
▼大腸カメラ検査の特徴▼
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a03
▼よくあるご質問▼