こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科
院長の小田木 勲です。
いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。
今回は「日帰りポリープ切除手術」についてお伝えいたします。
■大腸ポリープとは?
大腸カメラ検査を行い、
「大腸ポリープがある」という検査結果を
伝えられる方もいらっしゃるかと思います。
大腸ポリープとは、大腸内部の粘膜表面に
イボのように盛り上がった形状のものをいいます。
よく誤解されることとして、
大腸ポリープ=大腸癌
と認識されている方がいらっしゃいますが
実はこれは誤りです。
大腸ポリープは
癌化する悪性腫瘍と、癌化しない良性腫瘍の
2つに区分されます。
ポリープ全てが癌化するわけではないのです。
悪性かどうかを判断するためには、
大腸ポリープを切除し
組織検査を実施する必要があります。
悪性のポリープは小さいうちに切除することで
将来癌に発展するリスクを
抑えることができるようになります。
癌の早期発見を行うためにも、
定期的な大腸カメラ検査が重要になってくるのです。
また一般的に40歳を過ぎると、
ポリープの発生率も上がってきます。
是非積極的に大腸カメラ検査を受けましょう。
■大腸ポリープの原因
一般的に大腸ポリープの主な発生原因は
遺伝子の異常によるものだと言われています。
ただ、遺伝子の異常だけでなく、
生活習慣や食生活も影響を与えることが分かっています。
まずはご自身の生活を振り返ってみてください。
不規則な生活習慣や乱れた食生活は
取っていないでしょうか。
✔︎ 脂っこい食事を好んで摂っている
✔︎ 飲酒する頻度や量が多い
✔︎ 肥満体型である
✔︎ 喫煙の習慣がある
など。
少しでも心当たりのある方は、
ご自身の生活を見直してみることを推奨いたします。
■ポリープが出来やすい人っているの?
ポリープが出来やすい方というのは存在します。
ポリープが出来やすい人の特徴としては、
・年齢が40歳以上であること
・家族に大腸癌を患った人がいる人
・肉など脂っこい食事を摂っている人
・肥満体型
・飲酒や喫煙をされる人
などがあげられます。
上記に該当しない方であっても
ポリープが発生する可能性は十分ありますので、
一度大腸カメラ検査を受けることを
お勧めいたします。
■日帰りポリープ切除手術とは?
当院では大腸ポリープを発見し
切除が必要だと判断した場合には
検査と同時に切除手術を実施することが可能です。
もちろんポリープの大きさや
患者様のお身体に合わせてにはなりますが、
基本的に日帰りでのポリープ切除手術を
実施いたしております。
ポリープ切除手術と一言でいっても
様々な方法があります。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科で
実施している切除手術方法には下記がございます。
〇ポリペクトミー
1~1.5ミリくらいまでの
小さなポリープの切除の際に実施する方法です。
「スネア」という金属製の輪を病変に引っ掛けて、
高周波電流を流して切除をします。
ポリペクトミーは身体への負担を少なく実施できる手術です。
〇内視鏡的粘膜切除術(EMR)
ポリープの粘膜の下に薬液を注入し、
盛り上がった粘膜とポリープを
スネアで引っ掛け、
高周波電流で焼き切る方法です。
〇内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
ポリープの粘膜の下に薬液を注入する点は
EMRと一緒なのですが、
切除する方法が少し異なります。
専用の電気メスを用い、粘膜とポリープを
少しずつ切り離していきながら
切除していく方法を取ります。
■日帰り切除手術ができない場合はあるの?
当院は原則日帰りでのポリープ切除対応を
行っておりますが、
場合によっては検査当日の手術をお断りしたり、
大学病院に紹介させていただくこともございます。
たとえばポリープが大き過ぎる場合や
患者様のお身体の状態があまり良くない場合などです。
患者様のお身体やご希望を考慮したうえで、
医師が判断させていただいております。
■まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
当院は内視鏡検査を専門に実施するクリニックとして、
1人でも多くの方々に、大腸カメラ検査を快適に
受けていただけるよう日々研鑽をしております。
初めて大腸カメラ検査を受けられる方も、
既に受けたことのある方も是非お気軽にご相談ください。
皆様のご受診、お待ちしております。
【大腸カメラ検査の特徴】
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a03
【よくあるご質問】
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a07