皆さん、こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科 院長の小田木勲です。
いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。
今回のブログでは
「血便が出た際の対処方法」について
解説していきます。
血便が出た場合は、
その原因によって対処法が異なります。
血便の原因はさまざまであり、
軽いものから重篤なものまであります。
以下に一般的な対処法を示しますが、
血便が続く場合は、直ちに医療専門家に相談し、
適切な診断と治療を受けることが大切です。
対処法①<落ち着いて行動する>
血便が出た際には冷静に対処し、
焦らず、急いでトイレに行くなど
身体に負担をかけないようにします。
対処法②<腸を休める>
お腹に優しい食事をとり、
腸を休めることが重要です。
辛い食べ物や刺激物、生物を避けることを
オススメします。
対処法③<水分摂取>
脱水を防ぐために、十分な水分を摂取します。
対処法④<過度な体力行使を避ける>
激しい運動や重いものを持ち上げるなど、
過度な体力行使を避けることが重要です。
対処法⑤<医師に相談する>
血便が続く場合は、
即座に医師に相談してください。
医師は適切な検査を行い、
原因を特定して適切な治療を提案します。
血便の原因は多岐にわたるため、
便の色や量、伴う症状などを
詳細に医師に伝えることが重要です。
血便は大きく下記の通りに種類が分かれるため、
自身の便を良く観察し、
医師に特徴を的確に伝えられるようにしましょう。
▼血便の種類▼
①鮮血便(フレッシュブラッド)
便に明るい赤色の血液が混じっている状態です。
直腸や下部大腸の出血が原因で発生することが一般的です。
大腸内のポリープ、痔、肛門裂傷、潰瘍などが考えられます。
➁黒色便(メラナ)
便が黒っぽく見える状態で、
消化管の上部(胃や十二指腸)での出血が原因とされます。
血液が消化酵素と反応して変化することにより、
黒い色となります。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどが考えられます。
③タール状便
便が黒くてベトベトしている状態で、
メラナと同様に上部消化管出血(胃や十二指腸での出血)が
原因とされます。
タール状便は消化された血液が便に混ざることで発生します。
④血の塊便
便に血の塊が混じっている状態で、
下部大腸や直腸の出血が原因とされます。
大腸内のポリープや痔などが原因となることがあります。
血便は大腸がんや潰瘍性大腸炎といった、
重篤な疾患の症状として現れるケースも多々あります。
「多分痔だから大丈夫!」と安直に考えることは
非常に危険です。
血便が続く場合には専門医による診察を受け、
大腸カメラ検査でしっかりと原因を特定するようにしましょう。
◼︎終わりに◼︎
今回の記事では、
「血便が出た際の対処方法」について解説いたしました。
本記事の情報が、少しでも皆様のお役に立ちましたら幸いです。
当院は消化器・内視鏡専門クリニックとして、
患者様に苦痛の少ない大腸カメラ検査を
提供することに注力しています。
血便が続いており、
大腸カメラ検査を受けることを検討されている方は
ぜひお気軽にご相談下さい。
▼ご予約はこちら▼
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▼当院の大腸カメラの特徴▼
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