皆さん、こんにちは。
高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科 院長の小田木勲です。
いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。
前回の記事ではピロリ菌について解説を致しましたが、
本記事では、ピロリ菌の除菌方法について説明をしていきます。
ピロリ菌の除菌(ピロリ菌除去)は、ピロリ菌感染を治療し、感染源を体内から排除するための治療です。
ピロリ菌の感染が関連する疾患のリスクを減少させるため、除菌は重要な治療です。
一般的に、ピロリ菌の除菌治療には抗生物質と酸抑制薬の組み合わせが使用されます。
以下にピロリ菌の除菌方法について詳細を説明します。
■抗生物質の使用
抗生物質はピロリ菌を殺す役割を果たします。
典型的な抗生物質の組み合わせには、クラリスロマイシン(Clarithromycin)やアモキシシリン(Amoxicillin)、メトロニダゾール(Metronidazole)などが含まれます。
これらの抗生物質を医師の指導に従い、指示通りに服用します。
■酸抑制薬の使用
酸抑制薬(プロトンポンプ阻害薬)は、胃酸の分泌を抑制し、胃の酸性度を下げる役割を果たします。
これにより、ピロリ菌の抗生物質に対する効果を高め、感染を除去しやすくします。
オメプラゾール(Omeprazole)やランソプラゾール(Lansoprazole)などの酸抑制薬が使用されます。
■治療期間
ピロリ菌の除菌治療は通常、2週間から2か月の間に行われます。
医師が特定の治療期間を決定し、治療の進行を監視します。
■検査
除菌治療後、通常は感染が完全に除去されたかどうかを確認するための検査が行われます。
尿素呼気テストや便中ピロリ菌抗原検査などが使用されます。
■適切な服薬
ピロリ菌の除菌治療は、指示通りに抗生物質と酸抑制薬を服用することが非常に重要です。
治療を途中で中断せず、すべての薬を適切に服用し続ける必要があります。
◼︎終わりに
ピロリ菌の除菌治療は効果的で、感染を制御し、ピロリ菌感染に伴う胃病のリスクを低減するのに役立ちます。
治療の成功を確保するためには、医師の指導に従い、適切な薬物療法を受けることが大切です。
当院は消化器・内視鏡専門クリニックとして、患者様に苦痛の少ない胃カメラ検査を提供することに注力しています。
長引く胃痛、ピロリ菌について心当たりのある方はぜひお気軽にご相談下さい。
▼ご予約はこちら▼
https://odagi-clinic.reserve.ne.jp/sp/index.php?
▼当院の胃カメラの特徴▼
https://www.odagi-clinic.com/gastrocamera-examination/